ブロゾビッチの代役候補に新たな人物が 中盤も最終ラインもこなす万能戦士にインテル熱視線

インテルが獲得に興味を寄せているとされるグリリッチュ photo/Getty Images

活発になってきたブロゾの代役探し

2021-22シーズン終了後の移籍市場にて、インテルが優先して補強に取り組むべきポジションはどこか。いくつか候補は挙がるかもしれないが、特に各方面から指摘されているのはクロアチア代表MFマルセロ・ブロゾビッチの代役確保だろう。このレジスタがピッチに存在しなければ、インテルのクオリティは一気に下がってしまう。

そして、近頃はシモーネ・インザーギ監督もそれを痛感させられていることだろう。今季ここまでのリーグ戦でブロゾビッチが欠場したゲームは3試合あるが、その全てでインテルは勝利を挙げることができていない。加えて、どの試合も内容はこのクロアチア代表MFの不在を痛感させられるものだった。ブロゾビッチがいなければ機能不全に陥るというのは、昨今のインテルにおいて最も大きな問題になっていると言えよう。

そんななか、インテルはこの問題を解消するためにドイツ方面へ目を向けているようだ。伊『calciomercato』によると、現在の同クラブはホッフェンハイムに所属するオーストリア代表MFフロリアン・グリリッチュ(26)の獲得に興味を示しているという。かねてよりブロゾビッチの代役候補としてはレッチェに所属するデンマーク人MFモルテン・ヒュルマンド(22)の名前も挙がっていたが、ここにきてグリリッチュの可能性が急浮上している状況だ。
ホッフェンハイムではさまざまな役割をこなしているグリリッチュ。同選手は低い位置からの長短織り交ぜたパスでゲームをコントロールし、守備面でも読みの鋭さを駆使したインターセプトで中盤にフィルターをかけることのできるプレイヤーだ。攻守両面で堅実にチームへ貢献できる点において、ブロゾビッチ不在の際には安心してアンカーを任せることができる存在と言えるだろう。また、センターバックとしてもプレイしており、そのユーティリティ性能の高さはドイツでも高く評価されている。

非常に使い勝手の良い選手だけに、獲得となればインテルにとっては大きな補強となりそうなグリリッチュ。少し前にはASローマも彼の獲得に興味を示しているとの現地報道もあったが、はたしてネッラズーリはこのオーストリア代表MFを無事に確保することができるのだろうか。今後の動向には注目だ。

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