チームメイトが”一つ上のレベルにいる“と称賛 プレミアの水があっていたコウチーニョの復活劇

アストン・ヴィラで復活を果たしたコウチーニョ photo/Getty images

すぐチームにフィットした

今夏に攻撃の核を担っていたジャック・グリーリッシュを放出するも、夏、冬の移籍市場で積極的に動いたアストン・ヴィラ。シーズン中盤にはスコットランドで結果を残したスティーブン・ジェラードを指揮官に招聘しており、ここまで9位と健闘を見せるシーズンとなっている。現状の勢いを継続させ、10位以内でシーズンを終えることができれば、10-11シーズン以来のトップハーフフィニッシュとなる。

そんなヴィラの中心人物として活躍しているのが、ブラジル代表のフィリペ・コウチーニョだ。

プレミアではリヴァプールで長くプレイし、2018年にバルセロナへ向かったコウチーニョ。しかし、この決断が失敗であり、スペインでは存在感を見せられず、今冬の移籍市場で再びプレミアに戻ってきた。

2018年以来のプレミアでのここまでは上々だ。すでにプレミアでは10試合に出場しており、4ゴール3アシストを記録。早くも攻撃の中心としてオリー・ワトキンスらと共にチームをけん引している。しかし、29歳という年齢もあるのか、リヴァプール時代の輝きは薄れかかっており、ここからのコンディション向上に期待したい。

それでも、10試合で4ゴール3アシストと数字を残したことで信頼を得たのか、チームメイトはコウチーニョの完全移籍での加入を望んでいる。その中でもポーランド代表のマティ・キャッシュは「彼とトレーニングすれば分かるけど、彼は一つ上のレベルにいるよ。世界で最も優れた選手の一人で、彼とさらに2、3年プレイできればそれはとても名誉なことだ」と英『talk SPORT』に語っている。

衰えは見られるも、同じプロ選手に一つ上のレベルにいると言わしめるあたりはさすがコウチーニョといったところか。移籍市場に精通しているファブリシオ・ロマーノ氏によれば買い取りオプションを行使するには4000万ユーロ(日本円にして約53億円)といわれており、ヴィラはシーズン終了後に決断を下すという。

プレミアで復活を果たしたコウチーニョ。直近のアーセナル戦では沈黙してしまったが、今後もゴールに絡む活躍に期待したい。

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