今季初出場で神戸FW陣を完封 持ち味活かし決定機を作らせなかった鹿島DFブエノ

今季初先発を勝利で飾ったブエノ photo/Getty Images

今季初出場で三竿とコンビを組む

J1第4節で鹿島アントラーズはヴィッセル神戸と対戦。2-0で勝利して連勝となる今季3勝目を挙げた。神戸の攻撃陣を完封したのは、今シーズン初出場となったブエノだ。

武藤嘉紀と大迫勇也を欠く神戸は、佐々木大樹とリンコンが2トップを組んで得点を狙いにいく。対する鹿島は選手3名が新型コロナウイルスの陽性判定を受け、難しい台所事情の中、センターバックを三竿健斗とブエノが務めるという初コンビで挑んだ。

スピードを武器に前線で決定機を作ろうとするリンコンの前に立ちふさがったのが、鹿島のブエノだった。相手のブラジル人FWに対し、持ち味であるスピードで対抗。フィジカルの強さも見せつけてチャンスを見せつけず。三竿との初めてとは思えない安定したコンビで、無失点に抑えた。

今シーズンは町田浩樹がユニオン・サン・ジロワーズへと移籍するものの、関川郁万と新加入のキム・ミンテがレギュラーをつかみ、ブエノの出場はなかった。新型コロナによるスクランブルでの出場となったが、そこで自らの良さを見せたことで、大きなアピールとなっただろう。新監督が来日し、レギュラー争いは再びフラットとなった。神戸戦の活躍からみて、ブエノが主力として輝く可能性も十分に考えられる。

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