“16年と338日ぶり”のCL出場 3rdGKスコット・カーソンが持つシティでの役割

久しぶりのCLの舞台でも焦らず落ち着いたパフォーマンスを披露したカーソン photo/Getty images

ピッチ外でチームを支えている

スポルティングCPとの1stレグを5-0で勝利したマンチェスター・シティは2戦目となる2ndレグで大幅なターンオーバーを敷いて試合に臨んでいる。結果は0-0となったが2戦合計のスコアでは大勝であり、CL決勝トーナメントラウンド8に駒を進めている。

イーガン・ライリーに加え、ジェイムズ・マカティ、ルーク・ムベテ・タブを起用するなど若手の起用が目立った一戦だったが、後半には守護神エデルソン・モラレスがベンチに下がり大ベテランGKスコット・カーソンがピッチに立った。

1985年で36歳とチームではフェルナンジーニョと並んで最年長のカーソン。イングランドではリーズやリヴァプール、ダービーなど複数のクラブを渡り歩いており、シティで9クラブ目となる。リヴァプールでは04-05シーズンにCLで出番を得ており、スポルティングCP戦は16年と338日ぶりの出場となった。エデルソン、ザック・ステッフェンに続く3rdGKのカーソンだが、実力は本物だ。73分にピッチに入ると、その3分後である76分にビッグセーブを披露している。シュートを放ったパウリーニョと接触することになったが怪我を恐れないセーブを見せ、チームを救っている。

「カーソンは私たちの中で最も人気のある選手の一人です。彼は素晴らしく、ロッカールームでの振る舞いはチームに大きな影響をもたらしています。トレーニングではエディ(エデルソン)とザックを大いに助けています」

英『manchester evening news』ではスポルティングCP戦に出場したイルカイ・ギュンドアンがカーソンの重要性を語っている。リーグ戦での出場はほとんどない選手だが、明るくムードメイカー的な役割を担っているという。また、ギュンドアンは「彼があと数年でも多く、ここで(シティ)プレイしてくれたら私個人としてはとれも嬉しい」とも語っており、カーソンの愛されぶりがわかる。

クリーンシート達成ということもあり、試合後にはチームメイトから祝福されたカーソン。ピッチ内での活躍は年に数回となるが、ギュンドアンが話すようにチームメイトから人気のある選手であり、彼のチーム内での重要さがわかる。契約は今季までとなっており、今後の動向に注目したい。


「参照元:Twitter(@ManCityJP)」

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