《3年間ノーゴール》と苦しむ中でまさかの退場処分…… パリ時代の輝き失ったテクニシャンの今

今はエルチェに所属しているパストーレ photo/Getty Images

ベンチにいながら退場に

今スペインでプレイしていることを知らなかった人もいたかもしれない。

今月6日に行われたリーガ・エスパニョーラ第27節エルチェVSバルセロナの一戦にて、ベンチにいながら暴言で退場処分を受けたエルチェMFハビエル・パストーレのことだ。

パストーレといえば、パリ・サンジェルマンでもプレイしていたアルゼンチンの技巧派アタッカーだ。パリには7シーズン所属しており、当時のことを覚えているサッカーファンは多いはず。
しかしパリ生活は2018年に終わりを迎え、その後パストーレはイタリアの名門ローマへ。そして昨夏にエルチェの一員としてスペインへやってきた。この動きを知らなかったサッカーファンもいるだろう。それもそのはず、エルチェではかなり影が薄いからだ。

32歳を迎えたパストーレは、今季ここまで0得点0アシストと結果を残せていない。主力になることもできず、プレイタイムは国内カップ戦を合わせても559分間のみだ。バルセロナ戦で久しぶりにニュースとなったが、それが退場処分とは何とも寂しい目立ち方だ。

今季に限ったことではない。パストーレはローマでも加入初年度の2018-19シーズンにリーグ戦で3得点奪っただけで、続く2019-20、2020-21シーズンは全コンペティション含めて無得点で終わっている。

怪我の影響もあったのだが、最後に得点を決めたのは2019年4月のカリアリ戦まで遡る。もうかれこれ3年近く無得点なのだ。これでは忘れられても仕方がない。

バルセロナ戦の退場処分でパストーレには4試合の出場停止処分が下されており、無得点期間はまだ伸びる。次はポジティブなニュースを届けてほしいところで、今季もこのまま無得点で終えるわけにはいかないだろう。

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