アシスト数はアザール、エジルと並ぶ 今季“171分間”しかプレイ出来ていない司令塔に称賛を

今は主力でなくとも、マタはトップクラスのチャンスメイカーだ photo/Getty Images

プレミアの歴史に名を刻むチャンスメイカーだ

今季のプレイタイムは僅か171分。マンチェスター・ユナイテッドでベンチを温め続けているのがMFフアン・マタだ。

サポーターも忘れかけているかもしれないが、マタの実力を侮るべきではない。プレミアリーグで積み重ねたアシスト数は54に達しており、これは元アーセナルMFメスト・エジル、元チェルシーFWエデン・アザールと並んで歴代32位タイだ。

もっとも、1番輝いていたのはチェルシー時代の2012-13シーズンのことだ。チェルシーではチャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグ、FA杯も制しており、マンUよりチェルシーでの方が成功の印象が強いか。
2012-13シーズンにはプレミアリーグだけで17アシスト、全コンペティション合わせて35のアシストを記録している。得点も19点奪っており、当時は間違いなくプレミアリーグを代表する名手の1人だった。

マンUとの契約は今季限りで満了となり、今夏にクラブを離れる可能性が噂されている。33歳にはなっているが、その左足のテクニックはまだ衰えてはいないはず。今でもトップリーグで活躍できる実力者だ。

チェルシーで2シーズン半、マンUで8シーズン半。マタは11年にわたってプレミアリーグでプレイすることになり、プレミアの歴史に名を残すチャンスメイカーで間違いない。特にチャンピオンズリーグを制した2011-12、35アシスト奪った2012-13シーズンの活躍はイングランドのサッカーファンに記憶されていくことになるだろう。

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