いずれはユヴェントス守備陣の柱に セリエBで研鑽を積む次世代センターバック

今冬移籍市場でユヴェントスが確保したガッティ photo/Getty Images

アッレグリ監督も惚れ込む才能の持ち主

はたして近い将来、この若者はユヴェントスの守備陣を支える存在となるのだろうか。長らくジョルジョ・キエッリーニやレオナルド・ボヌッチといったベテランセンターバックが活躍しているイメージもある同クラブ。だが、現在は次の世代を担うことに期待がかかる選手たちも元気だ。2019年に獲得したマタイス・デ・リフト(22)をはじめ、今季再びその評価を上昇させたダニエレ・ルガーニ(27)などはチーム内で非常に面白い存在となっている。

しかし、そのデ・リフトやルガーニのほか、ユヴェントスには冬にまたも楽しみな逸材が加わった。その逸材とは、フロジノーネ(セリエB)から獲得したDFフェデリコ・ガッティ(23)だ。今季後半戦はそのままレンタルという形でフロジノーネに残留となったガッティだが、彼の秘めるポテンシャルもまた非常に魅力的。「キエッリーニの後継者はこの男かもしれない」。少し気が早いようにも思えるが、伊『Gazzetta dello Sport』も彼の才能にはこのように太鼓判を押している。

そんなガッティだが、彼がここまで評価されている大きな理由がそのスタッツだ。データサイト『SofaScore』によると、今季の同選手はここまでセリエBでクリア数(94回:チーム1位)やインターセプト数(42回:同1位タイ)、空中戦勝率(65.45%:同1位)といったあらゆる部門で優秀な数字を叩き出している。2部における成績ではあるものの、キラリと光るものは持っていると言っていい。その才能にはマッシミリアーノ・アッレグリ監督も惚れ込んでいるようで、先日は「彼こそセリエB最強のCBだ。獲得できてとても嬉しい」とのコメントを残している。
まだ粗削りな面こそあるものの、数年後が楽しみな逸材であることは間違いないガッティ。身長190cmのサイズに加え、アグレッシブなスタイルの守備性能にも目を見張るものがあるユヴェントスの新たなDFには今後も注目したいところだ。

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