“消えた天才”じゃ終われないメッシ2世の逆転劇 27歳となってピークを迎えたドリブラーが英国行きか

ウディネーゼでチームの得点源として活躍するデウロフェウ photo/Getty images

歳をとるごとに数字を伸ばしている

序盤は好調を維持するも、時間が経つにつれて勢いが落ちてきたウェストハム。サウサンプトンやリーズといった本来は勝つ必要のある相手に黒星を喫してしまっており、プレミアでは6位と徐々に4位との差が広がっている。

そんな下降気味のウェストハムだが、エースであるジャロッド・ボーウェンはここまで8ゴール8アシストと一人で16ゴールに関与している。ドリブルだけでない点の奪えるアタッカーであり、英『talk SPORT』によればリヴァプールが狙っているという。ウェストハムはすでに代役をリストアップしており、同メディアによれば現在はセリエAのウディネーゼでプレイしているジェラール・デウロフェウとのこと。

バルセロナの下部組織で育つも、トップチームでもプレイ経験は少ないデウロフェウ。その後、複数のクラブをローン移籍で渡り歩いており、現在のウディネーゼで6クラブ目となっている。

サイドからのドリブルを最大の武器とするデウロフェウ。スピードとテクニックは以前から評価が高く、18-19シーズンでは自身のウィークポイントであった得点面を改善しており、ワトフォードで10ゴール5アシストを記録している。翌年は4ゴールと数字が下がるも、今季のウディネーゼでは8ゴール2アシストとチームの得点源として勝利に貢献している。

若い頃から注目されていたこともあってすでに旬の過ぎた選手と考えられがちなデウロフェウだが、まだ27歳と成長できる歳だ。逆に現在はゴールにアシストと毎年コンスタントに数字を残しており、今が彼のキャリアのピークなのかも知れない。ドリブル成功数は38回、リーグ9位と衰えておらず、得点力がつけばプレミアから声がかかるのも納得だ。

リオネル・メッシ2世とメディアに騒ぎ立てられ、一時は勢いを失ってしまったデウロフェウ。それでも、複数のクラブを渡り歩くことで自身のドリブルとそこで得た経験を上手くマッチさせており、成長を遂げている。プレミアはワトフォードで二桁得点を奪った過去もあって相性がよく、再び英国で輝くデウロフェウの姿が見られるのかもしれない(データは『SofaScore』より)。

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