PK戦でなら蹴らせてみるのもアリ? 高精度のキックを持つマンC“絶対的守護神”にかかる期待

かねてより高いキック精度が注目されていたエデルソン photo/Getty Images

マフレズ以外は心配なマンCのPKキッカー

昨季まで“PKキッカー問題”に悩まされていたマンチェスター・シティ。だが、21-22シーズンにそんな同クラブの悩みを解決したのがMFリヤド・マフレズだ。今季の同選手はここまで100%(7回中7回成功)のPK成功率を誇っており、昨季まで安定しなかったマンCのPKに関して“救世主”と呼べる存在になっている。頼もしい職人の出現によって、マンCのPK成功率は非常に安定したと言っていいだろう。

しかし、マフレズ以外の選手がキッカーを務めなければならない場面はどうか。かなり限定的なシチュエーションではあるものの、今のマンCに自信を持って送り出せるキッカーは彼のほかにそういない。今季を含めた直近3シーズンにて、現在もチームに在籍するマフレズ以外の選手が務めたPK成功率を見てみると、その数字は54.5%(22回中12回成功)。今季もラヒーム・スターリングとガブリエウ・ジェズスがそれぞれ1回ずつ失敗しており、マフレズ以外のキッカーにはまだ不安が残ることとなっている。カップ戦もあるだけに、これはあまり放置できない問題かもしれない。

とはいえ、そんなPK戦における一枠はやや意外な男が埋めてくれるのかもしれない。かねてよりPKが上手いとの評判はあったが、いま再びマンCのPKキッカー候補として注目を浴びているのはGKエデルソン・モラレスだ。英『SPORT BIBLE』はここにきて再び同選手のキック精度の高さに注目しており、彼が昨季のチャンピオンズリーグ決勝前に行っていたPK練習(11本中10本成功)を引き合いに出しながらこの守護神をPKキッカーに推している。
GKである以上、さすがにカウンターのリスクもある試合中のPKを任せるわけにはいかないだろう。だが、PK戦であればその心配も必要ない。もしそのチャンスが巡ってくるのであれば、たしかにエデルソンにキッカーを任せてみるのもアリか。一度は見てみたいところだが、はたして。

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