ベンゼマでさえ到達していない20点の大台 2本に1度枠を捉える精度を持つ“スナイパー”P・シック

得点力が開花した今季のパトリック・シック photo/Getty Images

マインツ戦ではボックス外から見事なミドルシュートを決めた

今季もドイツ・ブンデスリーガではバイエルン・ミュンヘンのロベルト・レヴァンドフスキがゴールを量産している。リーグ戦ではここまで22試合で26ゴールを決めており、CLを含めると既に35ゴールを挙げていることになる。ドイツでは彼を超えるストライカーが出てきておらず、17-18シーズンから昨季までブンデスリーガの得点力はレヴァンドフスキだ。

そんなポーランド代表FWに追い付こうと得点を量産している選手がいる。リーグ3位レヴァークーゼンに所属するFWパトリック・シックだ。サンプドリア、ローマ、ライプツィヒと複数のクラブを渡り歩き、昨季からレヴァークーゼンでプレイしている。

今季が始まる前からシックには大きな期待が寄せられていた。今夏に行われたEURO2020ではチェコ代表として出場しており、5得点を決めてポルトガル代表クリスティアーノ・ロナウドと共にリーグ得点王に輝いている。大会中に決めたスコットランド戦でのロングシュートは話題になった。

勢いそのままにシーズンを迎えたシックはここまで20試合で20ゴールを記録。ここまでの経歴を見てもサンプドリア時代に11ゴール、ライプツィヒ時代に10ゴールとなっており、シーズン中盤戦で既に倍の数字を記録している。欧州5大リーグではレヴァンドフスキに続く20得点の大台到達者であり、レアル・マドリードのカリム・ベンゼマ(18得点)もリヴァプールのモハメド・サラー(17得点)もシックの記録には届いていない。

レヴァンドフスキに追い付く勢いを見せるシックだが、彼の強みはシュート精度にある。ここまで20点を挙げているが、総シュート数は67本と少ない。最多はレヴァンドフスキの110本であり、シックはリーグではアントニー・モデスト、レロイ・サネに続くリーグ4位だ。オンターゲットは36本と2回シュートを打てば枠を捉える計算となっており、今季の得点量産の理由は精度の向上だったということが分かる。チェコメディア『iSport.cz』でもここまで20ゴールを決めた選手は欧州でレヴァンドフスキとシックのみと母国の英雄を称賛しており、今後も彼への期待は大きくなりそうだ(データは『SofaScore』より)。

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