“修理屋”コンテの監督生活最大の苦戦? 3連敗スパーズに見えてこない出口

トッテナムではまだ解決策見出せていないコンテ photo/Getty Images

ユーヴェ、チェルシー、インテルではなかったリーグ3連敗

今季途中よりトッテナムを指揮するアントニオ・コンテには、チームを修正するのが上手い指揮官とのイメージもついてきている。

始まりは2011年より就任したユヴェントスで、前シーズンを7位で終えていたチームをいきなりスクデットへ導いた。そこからユヴェントスの支配が始まることになり、コンテの功績は大きかった。

それはイタリア代表を挟んで就任したチェルシーでも同じだ。当時のチェルシーは2015-16シーズンをまさかの10位で終えていたが、コンテは初年度の2016-17シーズンにいきなりチームをプレミア制覇へと導いた。
2019年から指揮したインテルにもスクデットをもたらしており、コンテの仕事はとにかく早い。1つのチームを長期間指導するタイプではないものの、短期的に結果を出す能力は特別だ。

そのコンテは昨年11月より迷走していたトッテナムの指揮官に就任したのだが、チームの傷は思ったより深かったのかもしれない。12日にはウォルバーハンプトンに敗れてしまい、これでリーグ戦3連敗だ。シーズン途中からの指揮は難しい仕事だが、コンテの監督生活では1、2を争う苦戦と言っても大袈裟ではないか。

何よりユヴェントスで仕事を始めて以降では、コンテがリーグ戦で3連敗するのは今回が初めてだ。もちろんチーム状況や選手層など条件は違うものの、コンテがトッテナムで苦戦しているのは間違いない。今冬にも思うほど補強は進まず、コンテとしてもやりづらいところがあるだろう。

2010年代の成功から現代を代表する名将の1人とまで考えられるようになったが、苦戦するトッテナムを正しい軌道へ戻せるのか。目標はトップ4フィニッシュだ。

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