メニャンもレオンもマガリャンイスもヒット 今夏も市場で注目される若き“リール軍団”

ミランの守護神となったメニャン photo/Getty Images

最近は毎年のようにリールの選手が引き抜かれている

現在欧州5大リーグのトップクラブでプレイする選手の中には、フランスのリール出身者が目立っている。

中でも先日のミラノダービーでインテル相手に勝利を収めたミランは、近年リールと接触している機会が多い。昨夏にはGKマイク・メニャンが加わり、前線で進化するFWラファエル・レオンもリールからミランへやってきた選手だ。

さらには同じセリエAで首位争いに絡んでいるナポリの前線には、リールから獲得されたナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンがいる。オシムヘンは7500万ユーロもの移籍金でナポリへ動いており、リールのビジネスは見事だ。

リールのエースとなったデイビッド photo/Getty Images

今夏注目される3選手

アーセナルで最終ラインに入るDFガブリエウ・マガリャンイス、あまりヒットしたとは言えないが、同じアーセナルでプレイするFWニコラ・ペペもリールからイングランドへ向かった選手で、ペペも移籍金は8000万ユーロと高額だった。

その流れは今夏も続くだろう。現在もリールのタレントは注目を集めており、今夏のターゲットとなりそうなのは冬の市場でも話題だったDFスフェン・ボットマン、EURO2020でも復活を印象付けたポルトガル代表MFレナト・サンチェス、そしてカナダ代表のエースストライカーとして急激に評価を高めるFWジョナサン・デイビッドだ。

中でもメニャン、レオンの2人をヒットさせているミランはこの3人に執着しているようで、伊『TuttoSport』は「ミランが再びフランスでショッピングしようとしている」と取り上げている。

ミランの場合はモナコから獲得したDFフォデ・バロ・トゥレ、リヨンから獲得したDFピエール・カルルなどフランスのクラブから獲得した選手の割合が増えている。

またフランスのクラブから獲得したわけではないが、フランス人FWオリヴィエ・ジルー、フランス人DFテオ・エルナンデスなどフランス出身選手の割合も増えた。今のところこの路線は当たっていると評価されており、リーグ・アンへの注目は今後も続けていくだろう。その中でもリールの若手が人気というわけだ。

今夏もリールの主力は市場で人気となりそうで、若いタレントを引っ張ってくるリールの目利きも見事と言えよう。

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