今冬の補強大成功に続いて夏も動く? ユヴェントスが狙いを定める中堅クラブの左SB

ユヴェントスがリストアップしているとされるジェノアのカンビアッソ photo/Getty Images

ヴラホビッチやザカリアに続く存在

2022年冬の移籍市場にて、FWドゥシャン・ヴラホビッチやMFデニス・ザカリア、DFフェデリコ・ガッティといった選手たちを獲得したのがユヴェントスだ。ガッティこそレンタルという形で所属元に残留したものの、ヴラホビッチとザカリアは先日行われたヴェローナ戦でさっそく得点を記録。まだ判断するには早いだろうが、この補強は大成功と見ていいだろう。それぞれ自身の持ち味を存分に発揮し、新天地デビュー戦から違いを見せつけた。

しかし、今冬の補強で満足することなく、ユヴェントスは夏の移籍市場でも積極的に動いてくるのか。伊『calciomercato』によると、同クラブはシーズン終了後に左サイドバックの新戦力獲得も目指しているようだ。2023年かぎりで現行契約が満了となるアレックス・サンドロの後釜確保に向け、ビアンコネリは動き出している。

現時点でその筆頭候補となっているのは、ジェノアに所属するU-21イタリア代表DFアンドレア・カンビアッソ(21)だ。ほかにも何人か候補はリストアップしているものの、現時点でユヴェントスが最優先のターゲットとしているのは彼だと『calciomercato』が伝えている。移籍金は1000万〜1200万ユーロ(約13億円〜16億円)程度と見込まれているが、現在のユヴェントスはこれを値下げするためにさまざまな策を考えている最中とのことだ。
今季はジェノアでリーグ戦22試合に出場し、1ゴール4アシストを挙げているカンビアッソ。そのなかではドリブル成功数(25回:チーム1位)や地上戦勝利数(82回:同1位)、タックル数(42回:同2位)といった部門で印象的な数字を残しており、興味深い逸材であることは間違いない。加えて、3バックシステムの左ウイングバックとしても問題なくプレイできるカンビアッソ。獲得となれば、メンバーによって柔軟な戦術を使い分けるマッシミリアーノ・アッレグリ監督には重宝されることとなりそうだ。

A・サンドロの後釜候補として浮上するジェノアの左SB。非常に興味深い選択肢であることは間違いないが、はたしてユヴェントスは夏に彼を無事確保できるか。今後の動向には注目したい。

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