仰天プランでハーランド獲得を目論むバルセロナ デンベレ獲得時と重なる複数の嫌な共通点

バルセロナもハーランド獲得を目指しているようだが photo/Getty Images

まずは財政を潤すべきだが

監督にシャビ・エルナンデスが就任し、強かった時代を取り戻そうと奮闘しているバルセロナ。それに呼応するようにカンテラからはガビやニコ・ゴンザレスのような優秀な若手も頭角を現しており、今後は期待できるようなチームになっていくのか。

そんなバルセロナだが、来夏の移籍市場でボルシア・ドルトムントのアーリング・ハーランドの獲得を目指しているようだ。ハーランドといえばブンデスリーガで得点を量産している怪物であり、21歳と若い彼を獲得できれば5から6年はストライカーに困らないだろう。そのため、マンチェスター・シティやレアル・マドリードのようなメガクラブも獲得を目指しており、争奪戦は間違いない。問題はどこからその資金を捻出するかだが、『Goal』によればクラブが保有する『Barca Studios』という会社の株式を売却し、1億ユーロを捻出する仰天プランがあるようだ。

資金繰りは何とかなりそうなバルセロナだが、少し冷静になって考えてみて欲しい。ドルトムントからの高額な移籍金での獲得、期待の若手、怪我の目立つ選手とハーランドの特徴を挙げていくとある選手との共通点がいくつも浮かんでくる。現在契約の問題からクラブとの関係が悪化しているウスマン・デンベレだ。

彼もドルトムントとの期待の若手として複数のクラブから関心を寄せられ、最終的には1億500万ユーロの高額な移籍金が支払われ、バルセロナに加わっている。しかし、そこからは怪我の連続であり目立った活躍も見られず、5年契約の最終年にまで来てしまった。クラブから提示された契約延長にサインしなかったデンベレとバルセロナの関係は最悪であり、最悪の別れ方をする可能性が高い。

ハーランドもこうなるとは思わないが、デンベレとの共通点が多すぎる。獲得の資金は調達したようだが、マンチェスター・シティから獲得したフェラン・トーレスの移籍金もまだ払っておらず、大きな買い物をする前は今一度よく考えるべきか。

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