日本代表が気を付けたい“意外な落とし穴” オフシーズン中の国内組は100%を発揮できるのか

招集メンバーから見ても大迫が9番のファーストチョイスだが、コンディションは万全なのか photo/Getty Images

重要なポイントだ

ワールドカップ・カタール大会に向けたアジア最終予選を戦っている日本代表は27日に中国戦を迎える。23名のメンバーは既に発表されており、吉田麻也や冨安健洋らが怪我の影響で不参加となったが、そのほかは常連のメンバーが選ばれた。

27日に戦う中国は2021年に一度対戦しており、1-0と僅差ではあるが、勝利をものにしている。相手の枠内シュートをゼロ本に抑えるなど主導権を握ることができた試合であり、今回も前回同様に白星を掴みたい。

しかし、気になるのは国内組のコンディションだ。欧州は21-22シーズンの真っ最中であり、問題ない。しかし国内組のほとんどは12月の序盤にJリーグの最終節を迎えており、今はオフシーズンとなっている。そのための国内合宿は行われたが、トップフォームを出せるかは怪しいところだ。

特に大迫勇也、長友佑都、酒井宏樹、権田修一ら出場の可能性が高いベテラン組のコンディションは大事だ。彼らは森保一監督からの信頼の厚い選手たちであり、中国戦でも先発が濃厚だと予想できる。が、彼らが大崩れすることになれば、他選手への影響が計り知れない。

大迫に関しては控えが代表での経験が少ない前田大然ということもあり、中国戦、サウジアラビア戦ではフルタイム出場が予想されている。ポストプレイ、得点と任されているタスクは多く、彼のコンディションが良好であることを願うばかりだ。

前回対戦では勝利しており、比較的プレッシャーの少ない中国戦。余裕のある戦いができる試合だといえるが、国内組のコンディション次第では苦戦を強いられるだろう。左サイドバックには中山雄太、GKにはシュミット・ダニエルとシーズン中で体が出来上がっている選手は多く、彼らを起用するのも一つの手だといえるが、森保監督の采配に注目したい。

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