あらゆるパターンからゴールを奪える
モハメド・サラー、サディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノの3トップで固定されていたリヴァプールに、これほど心強い第4の選択肢が生まれると予想していた人がどれだけいただろうか。
リヴァプールの攻撃力を一段向上させる存在となったのがFWディオゴ・ジョタだ。
リヴァプールがジョタを獲得したのは2020年夏のことだが、ウォルバーハンプトンから引き抜いたこの判断は大正解だったと言える。先日行われたアーセナルとのリーグ杯・準決勝1stレグでも2得点の活躍を披露したが、今ではプレミアリーグ最高クラスのFWと絶賛されるまでの存在になっているのだ。
英『TalkSport』にてジョタを称えるのは、ウェストハムなどで活躍した元イングランド代表FWトレヴァー・シンクレア氏だ。
「ジョタはプレミア最高のFWだと思う。今はケインが完全ではないし、ルカクも爆発していない。ジョタがリーグで最高のセンターフォワードだと思うね。彼は粘り強くて、決して後退しない。それに空中戦も素晴らしい。彼はトッププレイヤーだ」
ジョタは今季リーグ戦で10得点を挙げているが、右足で2点、左足で5点、そして頭で3点とバリエーションが豊富だ。特に空中戦は178cmとは思えぬほどの強さがあり、空中戦を苦にしていないのは大きな特長だ。左右両足を使うのも上手く、ゴールを奪う武器を複数備えている。
チームメイトのサラーがプレミア得点王のライバルというのは少々複雑だが、ジョタにも得点王を狙うだけの力はある。現在のプレミアで最高峰のFWの1人なのは間違いないだろう。