CL権を争うには補強が必須 アーセナルが狙うはPSGの水を運ぶ男

プレミア移籍を模索するワイナルドゥム photo/Getty Images

移籍金はそれなりに抑えられる

今季のプレミアリーグはマンチェスター・シティ、リヴァプール、チェルシーの3クラブが優勝を争うと予想されていたが、21試合を消化した時点で首位のシティが2位チェルシーに10ポイント差を付けている。週末にはその直接対決が行われるのだが、シティが勝つようなことがあれば追い付くのは難しいか。

年末年始の過密日程で決着のつきかけているプレミアだが、2位以下のCL権争いが面白い。特に4位のアーセナルは元日でのシティ戦で素晴らしいパフォーマンスを披露し、首位を独走するシティをあと一歩のところまで追いつめている。

しかし、そんなアーセナルの問題点が選手層の薄さだ。ここまでは欧州のコンペティションがないためごまかせていたが、アフリカネーションズカップでのトーマス・パルティの離脱による中盤、アレクサンドル・ラカゼットしか頼れる選手のいない最前線など、補強ポイントは多い。既にストライカーとしてドゥシャン・ヴラホビッチと交渉しているようだが、どうなるのか。

中盤ではパリ・サンジェルマンのジョルジニオ・ワイナルドゥムの名前が獲得候補に挙がっている。英『football.london』によればアーセナルはワイナルドゥムを注視しており、より移籍を現実的なものにするために動いているという。移籍金は1250万ポンドといわれており、もう一人の中盤のターゲットであるブルーノ・ギマランイスに掛かるとされる4000万ポンドと比べればお手軽だ。また、ワイナルドゥム自身もPSGでの自分の立場をよく思っておらず、移籍を検討しているという。

ニューカッスルとリヴァプールでプレミア経験も豊富、走れる選手であり守備強度は問題ないといえるが、ダブルボランチの一角でのプレイ経験が少ない点は気になるところだ。リヴァプールでもPSGでも中盤3枚時のインサイドハーフが主戦場であり、パルティの代役となれるかは微妙なところだ。

前述したギマランイスに加え、パルメイラスのダニーロ、そしてワイナルドゥムがアーセナルのターゲットとなっている。どの選手も実力者であり、パルティの不在を埋められるのは誰になるのだろうか。

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