スペインで苦しみイングランドへ帰還 旬が過ぎてしまったコウチーニョは救世主となれるか?

アストン・ヴィラへ移籍したコウチーニョ photo/Getty Images

もう29歳の選手だ

1月に入り、移籍市場が開幕している。各クラブは既に動き出しており、ビッグクラブであればバルセロナがマンチェスター・シティからフェラン・トーレスを獲得している。21歳の若いアタッカーであり、シャビ・エルナンデス新監督が要望した選手のようだ。現状バルセロナのチーム状況は悪く、トーレスの活躍で上位に浮上させることが期待される。

そんなバルセロナを救うはずだった選手がアストン・ヴィラへのローン移籍を発表している。ブラジル代表のMFフィリペ・コウチーニョだ。

2013年に加入したリヴァプールで才能が開花し、一気にワールドクラスの選手に登り詰めたコウチーニョ。その活躍が認められて1億6000万ユーロの高額な移籍金が支払われ、スペインへ行ったが、満足いく結果を出せず、ヴィラに加わることになった。

コウチーニョに求められるのはやはり、攻撃での貢献だ。ヴィラは今夏の移籍市場ではリーグで5番目となる9900万ユーロを投資してチームを強化している。攻撃陣にはレオン・ベイリーやエミリアーノ・ブエンディアのような精鋭が加入したが、ここまで2人合わせて2ゴールと期待通りとはいかなかった(移籍金は『transfermarkt』より)。

また、6ゴール10アシストを記録した翌年にシティへ移籍したジャック・グリーリッシュの不在もヴィラの攻撃力低下の一つの要因であり、チャンスメイカーとプレイスタイルが似ているコウチーニは同じような役割を求められることになる。

スペインでは思うようにいかず、活躍したころの記憶が懐かしいイングランドに戻ってきたコウチーニョ。左サイドからドリブルでカットインし、放つミドルシュートは印象的であり、調子の上がらないヴィラを救う救世主となるか。

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