コパ・アメリカ2019でネイマールの穴埋めた英雄を覚えているか 25歳を迎えたFWの現在地

コパ・アメリカ2019でヒーローになったソアレス photo/Getty Images

当時はブームとなったが……

エースのネイマールを負傷で欠く中、2019年のコパ・アメリカを制したブラジル代表。この大会でネイマールの穴を埋めたウイングの名前を覚えているだろうか。

当時の大会で一躍有名な存在となったのは、国内の名門グレミオでプレイしていたFWエヴェルトン・ソアレスである。

ソアレスは2019年のコパ・アメリカにて決勝のペルー戦で1得点1アシストの活躍を披露するなど、計3得点を記録して優勝に貢献。欧州の複数クラブが関心を示すことになった。
最終的にソアレスが選んだ新天地は、ポルトガルの名門ベンフィカだった。2020年の夏にベンフィカへ加わったソアレスは1年目にリーグ戦7得点8アシストの成績を残すなど一定の活躍を見せたのだが、そのソアレスに再び関心が集まっている。

伊『Gazzetta dello Sport』によれば、イタリアのナポリがFWロレンツォ・インシーニェの後釜候補としてソアレスをリストアップしているというのだ。

インシーニェは今季終了後にMLSのトロントFCへ向かうのではと言われており、ナポリは左サイドから仕掛けられるアタッカーを探しているのだ。

問題はソアレスが欧州5大リーグでも通用する選手かどうかだろう。コパ・アメリカ2019でブレイクしたソアレスも25歳を迎えたが、今季は全26試合に出場して4得点と元気がない。ベンフィカに移籍してからは明らかに話題に上がる機会が減っている。

ブラジル代表の方ではその後も召集を受けていたが、通算25試合で3得点。結局はコパ・アメリカ2019でしか得点を挙げられていないのだ。最近はワールドカップ南米予選のメンバーからも外れる機会が増えており、ややブームが過ぎてしまったところがある。

仮にナポリへ移籍し、5大リーグで通用することを証明できればセレソンに戻る道も見えるだろう。コパ・アメリカ2019で見せた輝きは本物だったのか。ソアレスにはそれを証明する場が必要だ。

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