バルサ&レアルに“38年ぶり”の屈辱訪れるか 僅か13失点の不気味なセビージャが迫る

セビージャの実力は本物 photo/Getty Images

まさか2シーズン続けて2強がリーグ制覇逃す展開も?

今季のリーガ・エスパニョーラはレアル・マドリードの優勝で決まり。ライバルのバルセロナとアトレティコ・マドリードが苦戦していることもあり、多くのサッカーファンがそう分析していたはずだ。

しかし、年明け早々からリーガが荒れ始めている。首位レアルが躓き、その隙を逃さず2位セビージャが勝ち点を詰めてきたのだ。

スペイン『SPORT』は、セビージャに奇跡が起こる可能性は十分にあると主張している。現時点で2位セビージャと首位レアルの勝ち点差は5点で、しかもセビージャの方が消化試合数が1つ少ない。セビージャにもチャンスがあるのは間違いない。
最大の強みは守備にあり、セビージャはここまで失点を13に抑えている。これは欧州5大リーグではマンチェスター・シティと並んで最少の数字だ。守備の安定はチームに自信をもたらすことになり、セビージャが2位につけているのは偶然ではない。

昨季はアトレティコがリーグを制したが、仮にセビージャが逆転優勝を果たせば2シーズン連続でレアルとバルセロナがリーグ制覇を逃すことになる。

レアルとバルセロナの両方が2シーズン続けてリーグ制覇を逃すのは、1980年からの4年間以来のことだ。当時は1980-81、1981-82シーズンとレアル・ソシエダが連覇し、次の1982-83、1983-84シーズンは今のアスレティック・ビルバオが連覇を果たしており、この4シーズンともバルセロナとレアルは2位にしか入れなかった。

2010年代は特にバルセロナとレアルの支配力が増していたが、その構図が本格的に崩れるのか。リーガは激動の時代を迎えつつある。

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