ミランの次世代エース候補が見せる確かな歩み 武者修行で磨かれる19歳の才能

SPALで着実な成長を見せているコロンボ photo/Getty Images

セリエBで成長中

今季もここまでセリエAの11試合で7ゴール。40歳となってもACミランのエースとして活躍し続けるのがFWズラタン・イブラヒモビッチだ。相変わらずピッチでの存在感は圧倒的で、多くのファンはその活躍に年齢は単なる数字でしかないと改めて気付かされたことだろう。

しかし、イブラヒモビッチも人間である以上、いつ衰えても不思議はない。ミランは彼に頼りつつも、今からその後継者を見つける作業にも手をつけるべきだろう。

そうなれば、今のミランに適切な後継者候補はいるだろうか。ひとり期待したいのは、今季他クラブへと武者修行に出ている19歳だ。
その選手とは、セリエBのSPALへと向かったU-21イタリア代表FWロレンツォ・コロンボ。現時点ではまだイブラヒモビッチと比較することこそできないが、同選手はレンタル先で非常に順調な成長ぶりを見せている。今季はここまで17試合に出場して6ゴール1アシストと躍動しており、チームの攻撃陣を牽引中。ドリブル成功率(61.54%)をはじめとしたスタッツも印象的で、着実にストライカーとしての力をつけてきている印象だ。

過去には「自分が理想とするのは(ガブリエル・)バティストゥータ」とも公言しているコロンボ。バティストゥータとは少し毛色の違うFWとなりつつあるが、その歩みは確か。はたして、いずれは同選手がロッソネリの攻撃陣を牽引する時代が来るのだろうか。コロンボがイブラヒモビッチの次を担う存在となることには大いに期待したい。

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