カゼミロの代役となれるフランスの19歳 ノーファウルでボールを奪える守備技術の高さ

スペインでも高いパフォーマンスを見せるカマヴィンガ photo/Getty Images

まだまだ伸びる選手だ

チーム内で新型コロナウイルスが蔓延し、多くの主力を欠いてアスレチック・ビルバオ戦に臨んだレアル・マドリード。中盤の核となるカゼミロとルカ・モドリッチを起用できず、苦しめられると予想されたが、若手を送り出し2-1で勝利を収めている。

特にカゼミロの代役を務めたMFエドゥアルド・カマヴィンガのパフォーマンスは高い評価を得ている。

リーグ・アンのレンヌで頭角を現し、フランスの強豪パリ・サンジェルマンから関心を寄せられていたカマヴィンガ。移籍も確実かと思われたが、今夏の移籍市場でレアルに加入している。

19歳と若い選手だが、中盤として必要な能力をすべて高い水準で兼ね備えている。配球面ではショートパスとロングパスを使い分け、ボールを供給している。ビルバオ戦では91%のパス成功率を記録しており、特にロングパスは10本中9本を通す正確さを披露している。

ビルドアップでの活躍も素晴らしいが、彼が最も輝くのは守備だ。ビルバオ戦ではチームトップとなる6回のボール奪取を成功させ、攻撃の芽を摘んでいる。イエローカードは提示されてしまったが、ファウルを取られずボールを奪うことに長けており、29分に勢いに乗ったオイアン・サンセトからボールを回収したシーンは見事であった(データは『WhoScored.com』より)。

西『MARCA』でもカゼミロに代わることのできる数少ない選手とフランス代表MFを高く評価している。実際にカゼミロほどの安定感はないが、相手からボールを回収する技術の高さはチーム内でもピカイチであり、今後もブラジル代表MFから守備を学び、大きく成長することができるだろう。

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