インテルの頼れる“4番手CB”に称賛を インザーギも絶賛する安定感

控えでもインテルで頼れる存在となっているラノッキア photo/Getty Images

バックアッパーでも貴重な戦力に

若かりし頃から大きな期待をかけられながらも、思うように成長できぬまま気がつけば33歳。チームには残り続けているが、もう彼がインテルで重要な戦力となることは難しいのか。少し前までは、DFアンドレア・ラノッキアに関してそのような思いを抱いているファンも少なくなかったことだろう。

しかし、現在のラノッキアはインテルになくてはならない戦力として大いに機能している。序列こそ4番手センターバックだが、今季の同選手は信頼できるバックアッパーとして活躍中。出場数は今季まだ10試合となっているものの、出場すれば安定したパフォーマンスを披露している。

その安定感は今季の1試合平均評価点からも窺い知ることができ、データサイト『WhoScored.com』算出の同スタッツは「6.90」。出場数に違いはあるものの、これは単純比較でチーム10位にランクインする数字だ。出番を与えられれば、しっかりと期待通りの活躍を披露してくれるラノッキア。ピッチに登場する回数はそこまで多くないが、彼が万全の体制でベンチに控えていることでインテルには大きな安心感が生まれている。
「今季誰がサプライズになったかと言われれば、ラノッキアの名前を挙げないわけにはいかないよ。ナポリやシャフタールといった相手の試合で、我々は(ステファン・)デ・フライを欠いていた。でも、彼は真のインテリスタとして素晴らしいプレイを見せてくれたんだ。ガリアルディーニも同様だね。彼らのような選手がいるから、私はベンチにいる誰もを信じることができるのさ」(伊『Gazzetta dello Sport』より)

そして、そんなラノッキアの貢献度に関しては、シモーネ・インザーギ監督もこのように称賛の言葉を送っている。たとえ出場機会がそれほど多くなくても、インテルには必要不可欠な存在となっている33歳。一時は伸び悩んだものの、ラノッキアは今でもしっかりとチームに欠かせない戦力として重宝されている。

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