フォーデンらに続くのはマカティじゃない? トップチームのSB不足を救えるかもしれない18歳

フォーデンと共にトレーニングに励むエスブランド(右) photo/Getty Images

プレミアでの起用を見てみたい

アウェイの地でニューカッスルに勝利し勝ち点を44ポイントにまで伸ばしたマンチェスター・シティ。4-0と苦しむことなく、快勝を収めており、勢いそのままに次節の難敵レスター・シティ戦に臨みたい。

プレミアの他クラブが新型コロナウイルスの陽性反応や怪我での主力離脱が目立つ中、シティはフェラン・トーレスが負傷離脱しているのみであり、万全の状態で試合を行っていた。しかし、ライプツィヒ戦でレッドカードを貰って退場になったしまったウォーカーの姿が、リーズ戦、マグパイズ戦と見られていない。怪我をしたとの情報も出ておらず、疲労を回復させるための休息であれば良いのだが、続報を待ちたい。

ウォーカー不在だった直近2試合は右にジョアン・カンセロ、左にオレクサンドル・ジンチェンコを起用していたが、控えにトップチームのサイドバックがいない。ネイサン・アケ、アイメリック・ラポルトを左で起用できるとの声もあるが、前述した2人とは大きくパフォーマンスに差がある。アケでは無難すぎて違いを見せられず、ラポルトは守備が軽い。

今冬でのサイドバック獲得が必要なシティだが、アカデミーの選手にも注目したい。DFジョシュ・ウィルソン・エスブランド(18)のことだ。

2019年にウェストハムのアカデミーからやってきたエスブランド。その後はU-23の選手が集まるEDSでプレイしており、今季のカラバオ杯では左SBとしてトップチームデビューを飾っている。そこから出番はないが、直近のマグパイズ戦、リーズ戦、アストン・ヴィラ戦ではベンチ入りしており、トップチームのSBに怪我人が出たら、彼に出番は回ると予想できる。

攻撃力に定評があるといわれているエスブランド。ボランチの位置にポジションを移動させ、中盤のように振舞う“偽サイドバック”は既に習得済みだ。左足からクロスが武器の一つであり、出場したカラバオ杯ではリヤド・マフレズのゴールをアシストしている。EDSでは左ウイングでも起用されており、トップチームではどのように使われるのか楽しみな選手だ。

現状フィル・フォーデンやコール・パルマーといったアカデミー出身の選手がトップチームで活躍しており、次に来るのはジェイムズ・マカティといわれているが、意外にもエスブランドが先にチャンスを掴む可能性は高いといえる。

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