新型コロナウイルス陽性反応が出れば試合延期は必須? 公平性が問われることになったプレミアリーグ

複数の主力を新型コロナウイルスの影響で欠きながらも、エヴァートンとの試合を行ったチェルシー photo/Getty Images

余りにも陽性反応者が多すぎる

再び新型コロナウイルスがプレミアリーグにおいても猛威を振るい出している。選手にも陽性反応が多数でており、レスター対トッテナム、マンチェスター・ユナイテッド対ブライトン、サウサンプトン対ブレントフォード、ワトフォード対クリスタル・パレス、ウェストハム対ノリッジ、エヴァートン対レスターの延期がプレミアリーグから発表されている。

このように延期となればまた、万全の状態でゲームに臨むことができるのだが、延期となるのは試合を行える人数を用意できない場合であり、数名程度であれば試合は行われている。

17日に行われたチェルシー対エヴァートンがまさにそうだ。ブルーズ側はティモ・ヴェルナー、ロメル・ルカク、カラム・ハドソン・オドイ、マテオ・コバチッチ、ベン・チルウェルに陽性反応が出ている。カイ・ハフェルツは陽性ではなかったようだが、コンディション不良でトフィーズ戦メンバー外となった。

主力6人を欠くことになったブルーズだが、アタッカー4人を起用できないのは厳しい。トフィーズ戦でもクリスティアン・プリシッチとハキム・ツィエクといった普段控えの選手を中心に戦ったが、1-1と勝ち越すことはできず、引き分けとなっている。後半に疲労の見られたアタッカー陣をリフレッシュできなかったことが、チェルシーを苦しくさせており、新型コロナウイルスの影響を大きく受けることになった。マンチェスター・シティ、リヴァプールと共に優勝争いをしていただけに、ここで勝ち点を落としたことで終盤に響くのは確実だ。

そんなトーマス・トゥヘル監督率いるチェルシーに追い打ちを掛けるように、19日にはウルブズ戦が控えている。前述した陽性反応が出た選手たちの復帰時期も明確になっておらず、今後も増える可能性が高い。また、複数の主力不在のまま戦うのはあまりにも不公平であり、延期がベストな判断だといえるが、プレミアリーグはどのような判断を下すのか。

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