“7年前”にもあったウェストハムの快進撃 繰り返したくない当時の悪夢

今季のウェストハムはトップ4狙える photo/Getty Images

当時は後半戦に大失速

リーグ戦16試合を消化して8勝4分4敗の4位。デイビッド・モイーズ率いるウェストハムは充実の時を過ごしている。

今のウェストハムが特別な力を持っているのは間違いないが、過去にも同じような前半戦を過ごしたシーズンがあったのを覚えているだろうか。

サム・アラダイスが指揮していた2014-15シーズンである。
このシーズンも16試合を消化した段階で、今と同じ8勝4分4敗の成績だった。チームには当時セネガル代表だったFWディアフラ・サコ、イングランド代表プレイヤーだったMFスチュアート・ダウニング、FWアンディ・キャロル、アーセナルでもプレイしていたMFアレックス・ソング、エクアドル代表FWエンネル・バレンシアらがいた。

スーパースターと呼べる選手はいなかったが、クセのある実力者が揃っているあたりは今との共通点か。アラダイスも中堅クラブを指揮するのが上手い人物だ。

ただ、当時のウェストハムは後半戦に失速。最終的には12位でフィニッシュしており、今季のウェストハムも安泰とは言えない。念願のトップ4入りへの道はまだまだ険しいだろう。

ラルフ・ラングニックを招聘して調子を取り戻しつつあるマンチェスター・ユナイテッド、格下や中堅クラブには確実に勝ってきているアーセナル、アントニオ・コンテ招聘から希望の光が見えているトッテナムなど、ウェストハムの背後には彼らが控えている。

2014-15シーズンとは違って最後まで駆け抜けられるのか。トップ4を巡る後半戦は激しいバトルとなりそうだ。

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