ルカク失いながら年間《98ゴール》 15人もネット揺らす昨季王者は強かった

インテルは得点力を失っていない photo/Getty Images

ミラン、ナポリをかわして首位へ浮上

序盤戦はスロースタートなところもあったが、ついに昨季のセリエA王者インテルが首位に躍り出た。

12日にはカリアリを4-0のスコアで粉砕しており、伊『Calciomercato』は改めて2021年のインテルをイタリア最強チームと称賛する。

昨季アントニオ・コンテの下で優勝したチームからはFWロメル・ルカク、DFアクラフ・ハキミが抜けたものの、今季もインテルは強い。
特にルカク退団で不安視された攻撃部分では、今季ここまでリーグ最多となる43得点を記録しており、ルカク退団の問題を感じさせない前半戦だった。

ローマから加えたFWエディン・ジェコが8得点と頑張っていることも大きいが、インテルは今季リーグ戦で実に15人もの選手がネットを揺らしている。カリアリ戦ではベテランFWアレクシス・サンチェスにもリーグ戦初得点が生まれることになり、複数のゴールスコアラーを抱えているのは大きい。

FWラウタロ・マルティネスが10点、ジェコが8点、MFハカン・チャルハノールが6点、FWアンヘル・コレアが4点、他にもMFイヴァン・ペリシッチ(3点)、DFミラン ・シュクリニアル(2点)、MFアルトゥーロ・ビダル、DFデンゼル・ダンフリース(1点)など、今のインテルはどこからでも得点が奪えるチームだ。

合計すると、ここまで2021年のリーグ戦においてインテルは98得点奪っている。まだ年内はサレルニターナ、トリノとのゲームが控えているため、100得点に到達する可能性は高い。

一時はミラン 、ナポリがこのままスクデットレースをリードしていくかと思われたが、これが昨季王者の底力か。ルカクを失っても破壊力が落ちていないインテルが目指すは連覇だ。

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