下位相手に勝ち切れるのが今の強み 伸びしろ豊富なヤング・アーセナル

一つ一つ良い方向へと向かっているアーセナル photo/Getty Images

着実に強くなっているはずだ


今季のアーセナルは16試合を消化して8勝2分6敗の26ポイントで6位に付けている。7位25ポイントのトッテナムが2試合ぶん消化試合が少ないため、これから一気にまくられる可能性はあるが、開幕3連敗からよくここまで立て直したといえる。直近のサウサンプトン戦も3-0と快勝しており、連敗の流れを断ち切っている。

直近ではマンチェスター・ユナイテッド、エヴァートンに敗れることになったわけだが、今季のガナーズは格下に確実に勝ち切ることができている。これは長いシーズンを戦うリーグ戦では強みであり、上位対決で負けることがあっても6位に付けているのがその証拠だ。

下位クラブに勝てるのは単に選手個人の実力差もあるが、アーセナルが主導権を握って戦えているからだろう。前述したマンUやトフィーズ戦はアーセナルのビルドアップを妨害する激しいプレッシングを仕掛けてくることが多く、そこからガナーズが失点してしまうシーンが散見されていた。ここが改善されれば上位クラブ相手との対等で戦えることができるだろう。

20代前半の有望な選手を今夏の移籍市場で加えたアーセナル。既存チームにいた若手も相まって平均年齢は引きさがっており、プレミアを代表する若手集団になっている。伸びしろはリーグの中でも大きく、今後ミケル・アルテタ監督のもとどこまで成長できるのか楽しみだ。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.292 最強ボランチは誰だ

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ