13-14に残したC・ロナウドの記録が破られる? CLで躍進見せるアヤックスの攻撃力

既に一人で10ゴールを決めているハラ― photo/Getty Images

既にハラーが10ゴールだ

21-22シーズンのCLグループステージも終わり、13日にはラウンド16の抽選会が予定されている。いよいよ来年には白熱した決勝トーナメントが開催され、ビッグイヤー獲得を賭けた戦いが行われる。

注目の決勝トーナメントだが、今季は得点王争いが面白い。現状では6試合が消化されているが、1位はアヤックスのセバスティアン・ハラーの10点、2位はバイエルン・ミュンヘンのロベルト・レヴァンドフスキで9点となっている。ハラーの勢いはとどまることを知らないのか、既に昨季の得点王であるボルシア・ドルトムントのアーリング・ハーランドが記録した10点に並んでおり、ここを超えることはほぼ間違いない。

ここ10年の記録を見ると、13-14シーズンに当時レアル・マドリードに所属していたクリスティアーノ・ロナウドが残した17ゴールが最多ゴール数記録だ。ハラーからすればあと7点と遠いようにも感じるが、今季のアヤックスなら可能か。

アヤックスは今季のエールディヴィジでは15試合で48点と異常な成績を残している。リーグの実力差は否めないもののCLでも20得点と22点のバイエルンに続く数字であり、欧州の舞台でもエリック・テン・ハーグ監督が作り上げた攻撃は機能している。

ハラー自身の高さを生かしたボックス内での強さは健在であり、何よりアントニーやドゥシャン・タディッチ、ステフェン・ベルハイスを中心としたどこからでもゴールを奪える攻撃が魅力的だ。中盤やサイドバックの積極的な攻撃参加も機能しており、決勝トーナメントでのくじ運次第では記録を塗り替えられる可能性は十分にある。

現バルセロナのフレンキー・デ・ヨングや現ユヴェントスのマタイス・デ・リフトらが揃った18-19シーズンではレアル・マドリードやユヴェントスといった5大リーグの優勝を争うクラブを撃破し、4強入りを果たしている。今季もそれを現実にするだけに選手は揃っており、彼らの躍進に期待だ。

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