232本シュートを打って“22ゴール”…… C・ロナウド失ったユヴェントスを襲う決定力不足問題

ユヴェントスは先日ジェノアを撃破したが…… photo/Getty Images

ヴラホビッチ抱えるフィオレンティーナと比較すると……

先日リーグ戦でジェノアを2-0のスコアで撃破したユヴェントスは5位まで順位を上げることに成功したが、100%納得できる内容とはならなかったのではないか。このゲームは27本もシュートを打ったのだが、決定力を欠いたところがあるからだ。

伊『Gazzetta dello Sport』もチャンスを作れているところは評価しているが、決定力の部分は問題視している。

特長的なのはシュート数だ。ユヴェントスはここまでリーグ戦で232本のシュートを打っており、これはリーグ6番目に多い数字だ。それで22点奪っているのだが、リーグ戦で3位につけるナポリはユヴェントスとほとんど変わらない239本のシュートで34点奪っている。この差は大きい。
さらにリーグ順位6位のフィオレンティーナは196本のシュートで27点だ。やはり最前線にドゥシャン・ヴラホビッチのような得点力を備えたセンターフォワードが構えているのが大きく、そこがユヴェントスとの差になっているのは間違いない。やはり今夏にクリスティアーノ・ロナウドを失った代償は大きかったと言えよう。

ちなみに、現在セリエAで最もシュートを打っているのはジョゼ・モウリーニョ率いるローマで273本となっている。これはやや意外な数字か。ローマの方も24得点とシュート数の割には得点数が少なく、ローマの方も絶対的なゴールゲッターを欠いている。チェルシーからFWタミー・エイブラハムは加えているものの、ここまでは大当たりとなっていない。ローマの方もセンターフォワードの部分で差がついている印象だ。

今後はユヴェントスもローマも決定力を上げていくのが課題となり、市場での補強も重要になってくるだろう。理想はヴラホビッチのような大型センターフォワードだが、決定力の部分を改善しなければ優勝争いに絡むのは難しい。

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