“エデルソンの後継者”はレンタル先で順調に成長中 マンCの未来を担う19歳の守護神

すでにアイルランド代表にも選出されているバズヌ photo/Getty Images

将来はトップクラスの守護神に?

まだ少し気は早いかもしれないが、マンチェスター・シティで将来エデルソン・モラレス(28)の次に正守護神を務めるのはこの男なのだろうか。まだトップレベルで試すには早いだろうが、今季レンタル先で興味深い活躍を披露しているマンCの若手GKがいる。

その選手とは、今季リーグ1(英3部)のポーツマスへと武者修行に向かっているアイルランド代表GKギャヴィン・バズヌ(19)だ。昨季プレイしたロッチデールに続き、2021-22シーズンも同じリーグ1のクラブで経験を積んでいる同選手。まだ自身の能力を磨いている段階ではあるものの、彼は3部クラブで非常に良い印象のパフォーマンスを披露している。

データサイト『SofaScore』によると、今季リーグ1でバズヌが記録しているクリーンシート達成数はリーグ2位タイとなる「7」。加えて、今季はビルドアップ能力にも改善が見られ、昨季54.1%だったパス成功率は現時点で63.24%を記録している。まだまだエデルソンの領域には遠く及ばないものの、着実にそのパフォーマンスは向上していると言っていいだろう。これから時間をかけて研鑽を積めば、エデルソンに衰えが見え始める頃には一人前の守護神となることも可能なはずだ。
「現段階で、まだバズヌは若手の域を出ていない。だけど、そのプレイを見るたびに、私は彼がいずれトップレベルでも通用するGKになると感じているよ。時折若さが出るときもあるけれど、その一方では完璧なパフォーマンスで試合を終えることもある。あとはどこまでミスを減らすことができるかだね。その能力はもちろんのこと、バズヌはここで人間性も成長してきている。その将来が楽しみでならないよ」(英『Manchester Evening News』より)

そんなバズヌに関してこのように語るのは、ポーツマスのダニー・カウリー監督だ。今はまだ発展途上だが、いずれはプレミアリーグでも十分に通用する守護神となれるだけのポテンシャルを秘めたマンCの才能。はたして、バズヌは今後数年間でどこまでそのレベルを上げていくことができるのか。マンCに戻って活躍するのはもう少し先だろうが、若きアイルランド代表GKの成長は楽しみだ。

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