かつて“トッテナムのメッシ”と期待された男 ポルトガルで躍動する新鋭ドリブラーに刮目せよ

ギマランイスでは攻撃陣の要として躍動するエドワーズ photo/Getty Images

今ではポルトガルリーグ屈指のドリブラーに

かつて在籍したトッテナムでは活躍できないままに他クラブへ移籍することとなってしまったが、そう遠くない未来にこのレフティーは再び欧州5大リーグの舞台へと帰ってくることとなるのだろうか。かつてスパーズの下部組織で大きな期待をかけられていた男は、現在ポルトガルのプリメイラ・リーガで奮闘を見せている。

その男とは、ヴィトーリア・ギマランイスに所属するFWマーカス・エドワーズ(22)だ。トッテナムではトップ昇格を掴めぬまま2019年夏に移籍となったものの、同選手はあれから2年の時を経て着実にプロでも通用するテクニシャンとして頭角を現している。

身長こそ168cmと小柄ながら、類まれなるテクニックと身のこなしで相手を翻弄するエドワーズ。スパーズ下部組織時代には“トッテナムのメッシ”とも呼ばれていただけあって、その攻撃センスは抜群だ。なかでも今季特に目立っているのは高い技術を駆使したドリブルで、データサイト『SofaScore』によると、現時点での成功数はプリメイラ・リーガ2位タイとなる31回。成功率も64.58%というハイレベルな数字を残しており、今やエドワーズはポルトガルリーグでも指折りのドリブラーになったと言っていい。
そんなエドワーズに関しては、地元紙『O Jogo』も「彼は今やポルトガルで最も注目される才能の一つになった。トッテナムでトップチームに上がれなかった頃の面影はない。間違いなくリーグを代表するウインガー。トッテナムのメッシは、少し遅れながらも今後欧州に衝撃を与えるはずだ」との称賛を寄せている。そして実際、現在の同選手に対してはレヴァークーゼンやウェストハムといった欧州4大リーグクラブも獲得に動き始めていると英『Daily Mirror』が伝えている。

トッテナムでは成功を掴むことができなかったものの、ポルトガルを経由して力をつけてきた22歳のレフティー。はたして、エドワーズは来ここから順調にステップアップを果たし、そう遠くない未来に再びビッグクラブの門を叩くことができるのか。かつて“トッテナムのメッシ”と呼ばれた男の逆襲が始まるとなればおもしろい。

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