18歳とは思えないゴール前の落ち着き レヴァークーゼンの若き司令塔の将来は明るい

輝きを見せるヴィルツ photo/Getty Images

セルティック戦では2アシスト

今季のレヴァークーゼンで攻撃の中心となっている男がフロリアン・ヴィルツだ。現在18歳ながら卓越したボールコントロールと得点センスで、同チームの中軸を担っている。

2019-20シーズンにデビューしたヴィルツは、同年に17歳34日でブンデスリーガ史上最年少得点記録をバイエルン相手に決めた逸材で、今季レヴァークーゼンで主力として活躍。カイ・ハフェルツが抜けた昨季も、その穴を感じさせないプレイですぐさまチームの中心となった。

そんな彼の特徴はゴール前での落ち着きだろう。UEFAヨーロッパリーグのグループステージ第5節セルティック戦では、2-2で迎えた87分、左サイドから切り込むと中央で待っていたムサ・ディアビにパスコースがない中で、守備陣の頭を超える浮き球でのパスを供給。ディアビはダイレクトでゴールネットを揺らして逆転ゴールを決める。

試合終了間際で、決まれば勝ち越しというシーンだったが、ヴィルツは焦ることなく最良の選択をする。18歳とは思えない落ち着きぶりでチームを勝利に導いたのだった。

レヴァークーゼンからは多くのスター選手がビッグクラブへ移籍している。カイ・ハフェルツやソン・フンミン、ユリアン・ブラントなど、過去にもアタッカーたちがレヴァークーゼンを経て欧州トップクラスを経験。ヴィルツも近い将来、世界トップクラスの選手になっていることだろう。18歳の若き司令塔が大きく飛躍することが今から楽しみだ。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.291 究極・三つ巴戦線

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ