シャビなら活かせる? クーマン前監督が構想外にしたバルサの司令塔

現在はベシクタシュにレンタル中

今季途中からシャビ・エルナンデス新監督に代わったバルセロナは、改革を進めている途中だ。チームの原点でもあるポゼッションサッカーを復活させて、黄金期を再び築くことができるか注目が集まっている。

そんな中で気になるのがロナルド・クーマン前監督時代に起用されていなかった選手についてだろう。特にユヴェントスから加入するも、クーマン監督体制では出場機会を得られなかったミラレム・ピャニッチもシャビ監督の下なら活きるかもしれない。

シャビ監督はバルサ就任後[4-1-2-3]と[3-4-2-1]を採用。中盤の配給役にはフレンキー・デ・ヨングが起用されているが、本来のパフォーマンスを発揮できているとはいえない。また若手は多く存在するものの、アタッカーの選手が多く2列目が多い印象がある。

そんな中で長短織り交ぜたパスが得意なピャニッチは、ポゼッションサッカーを行うシャビ体制で重要な役割を担えるかもしれない。ボランチやインサイドハーフから正確なパスを供給でき、経験値も高いためシステムに順応できる力を持っているはずだ。

高いキック精度はセットプレイにも活かすことができ、キッカーとしても非常に優秀だ。ここまでの2試合で得点力のなさは露呈しており、セルヒオ・ブスケッツやジェラール・ピケといった長身選手を攻撃で活かすにも、セットプレイは重要となってくる。

現在はベシクタシュにレンタル移籍中のピャニッチ。リーグでは7試合にスタメン出場するなど主力として活躍しており、UEFAヨーロッパリーグでは3試合2アシストと本来の調子を戻しつつある。イタリアでユヴェントス攻撃陣を操作していた司令塔が、バルサへ復帰して黄金期復活の足がかりとなるか。今後のピャニッチに注目したい。

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