“中国リーグ史上最強助っ人”は現在もフリー バルサやブラジル代表でも活躍した男はどこへ行く?

パウリーニョは広州で活躍した photo/Getty Images

アル・アハリを退団したパウリーニョ

近年、リーグの方針や新型コロナウイルスの影響で大型助っ人外国人の加入が少なくなった中国サッカー・スーパーリーグ。数年前に現役のブラジル代表ながら、中国バブルの最先端にいた広州恒大(広州FC)へと移籍したパウリーニョが現在フリーの状況に陥っている。

コリンチャンスから2013-14シーズンにトッテナムへと加入したパウリーニョ。レギュラーとして活躍すると、2015年には中国サッカー・スーパーリーグの広州恒大へ完全移籍を果たす。移籍金1400万ユーロ(当時約19億円)で4年契約を締結し、現役ブラジル代表MFの加入は大きな話題となる。さらに同年のAFCチャンピオンズリーグを制覇するなど、すぐさま主力として輝きを放つ。

広州からバルセロナへと移籍すると、アジアでの活躍からビッグクラブへ引き抜かれたことによってさらに注目度は集まる。バルサでもリーガ・エスパニョーラで34試合に出場。しかし2018年に広州へと復帰して再びアジアの舞台に戻ってきた。

2020シーズン終了後にはブラジルに帰国していたものの、新型コロナウイルスの影響で中国へ再入国することができずに広州を退団。すると2021年7月には、サウジアラビアのアル・アハリに加入する。しかしフロントへ自ら退団を申し出たパウリーニョは、わずか5試合の出場でチームとの契約を解除した。

現在もフリーのパウリーニョは、次にどのクラブでプレイするのだろうか。アジアでのイメージが強い同選手だが、トッテナムやバルセロナでも主力として活躍し、ブラジル代表でも2度ワールドカップを経験するなど実力は折り紙つきだ。

現在33歳となったパウリーニョだが、現在フリーで獲得が可能だ。サウジアラビア移籍前はブラジルへの復帰も噂されていた。中国へ入国できない間はRBブラガンチーノでトレーニングを続けていた経緯もあり、もしかすると同クラブへの加入もあり得るだろう。元セレソンの選択に注目だ。

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