ブスケッツ、ペドロのようなブレイクはあるか バルサが期待したい若手カンテラーノの台頭

ブスケッツのようなブレイクはあるか photo/Getty Images

シャビ監督は多くのカンテラ出身選手を起用

バルセロナはシャビ・エルナンデス新監督を迎え、改革の年となっている。リーガ・エスパニョーラ第14節のエスパニョール戦では1-0と勝利して初陣を飾った。若い選手も多くスタメンに名を連ねたバルサだが、ブレイクする選手は出てくるのだろうか。

エスパニョール戦では、バルサはスタメンに30代の選手が3名いるにも関わらず、平均年齢が25.6歳と非常に若かった。19歳のニコ・ゴンザレスや17歳のガビ、この試合がトップチームデビューとなった17歳FWイリアス・アコマックを先発で起用。サブにも19歳のFWアブデ・エザルズリを入れるなどカンテラ出身選手を多くメンバーに入れたのだ。

自身が現役時代にバルセロナの黄金期を迎えたシャビ監督が期待しているのは、ジョゼップ・グアルディオラ体制のようなカンテラーノのブレイクだろう。グアルディオラ監督は、バルセロナのトップチームの監督となると、当時21歳でマンチェスター・ユナイテッドから加入したカンテラ出身のジェラール・ピケと20歳のセルヒオ・ブスケッツをスタメンに抜擢。彼らは主力として活躍する。

さらに就任2年目には同じく21歳のペドロ・ロドリゲスが大ブレイクを果たしてティエリ・アンリからスタメンの座を奪うなど、グアルディオラ監督のスタイルにマッチした若い選手がチームの主軸を担うようになっていった。そのチームで中心選手だった現指揮官も、あの頃のように若い選手の台頭に期待していることだろう。バルセロナもカンテラ出身の選手が、再び黄金期を作ることを望んでいるはずだ。シャビの目指す頂はとても高いが、今後のバルセロナからは目が離せない。

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