ウイングバックをやっている場合ではない マンUでの現状を打破したいイングランド代表ドリブラー

サンチョとしてはここで足踏みしている場合ではない photo/Getty Images

今のままではW杯出場は厳しいか

直近のワールドカップ・カタール大会へのヨーロッパ予選では10-0でサンマリノを下したイングランド代表。力の差がある対戦ではあったが、スリーライオンズの強さを再確認する試合となった。

そんなスリーライオンズだが、やはり競争力の高い代表チームだ。特に右サイドバックにはカイル・ウォーカーやトレント・アレクサンダー・アーノルド、リース・ジェイムズなど既に3名の実力者が名を連ねており、一つのポジジョンを求め争うことになる。

英『The Sun』では今後代表入りを逃す可能性のあるベストイレブンを作成しており、そこには前述したA・アーノルドの名前が挙がるなど、各ポジションでのレベルの高さを物語っている。

その中でも現在当落線上にいるのがマンチェスター・ユナイテッドのFWジェイドン・サンチョだろう。

ボルシア・ドルトムントで能力を開花させ、今夏の移籍市場でマンUへ移籍したサンチョ。加入前のEURO2020ではメンバーに選ばれるなど、今後の代表を支える中心人物かと思われたが、今回の代表ウィークではまさかの落選に。

やはり赤い悪魔で出場機会を得られていないことが影響したか。今季新加入のサンチョはここまでプレミアでの先発は3試合のみ。8ゴール11アシストを記録した昨季と比較しても、今季はまだゴールに関与できていない。更にチームは[4-5-1]から[3-5-2]にフォーメーションを変更したことで、本職であったサイドのポジジョンを失ってしまった。今後ウイングバックで起用される可能性があるともいわれており、完全に迷走してしまっている。

また、代表ではライバルが多い。サンチョが起用されるサイドではフィル・フォーデンやジャック・グリーリッシュ、エミール・スミス・ロウ、ラヒーム・スターリング、ブカヨ・サカとプレミアオールスターであり、彼らとのポジション争いを制さなければならない。そのためにはクラブでの活躍が必要となるが、今のままでは厳しいだろう。

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