昨季までの輝きはどこへ スタメン落ちもありうるデ・ブライネの現状

パフォーマンスの上がらないデ・ブライネ photo/Getty Images

次はダービーだが起用されるか

直近の4シーズンでリーグ優勝3回を誇るマンチェスター・シティ。一発勝負となるCLでは結果を出せていない彼らだが、長丁場であるプレミアは彼らの安定した強さが分かるコンペティションであり、今季も優勝候補の一つとされている。

しかし、今季は開幕戦でトッテナム相手に敗れると、第10節ではクリスタル・パレスにも0-2での敗戦を喫してしまう。新指揮官パトリック・ヴィエラが良いチームを作り上げたとはいえ、自滅のような形で勝ち点を落とした。

そんなマンCだが、MFケビン・デ・ブライネの調子が上がらない。チーム加入以降幾度となくチームを救ってきたベルギー代表MFだが、30歳という年齢の影響かここ最近ではコンディションを落とす時期が散見されている。昨季の長期離脱からの復帰後もパフォーマンスは最悪だったが、CL決勝トーナメントで調子を取り戻してチームをファイナルに導いた。

今季はEURO2020の疲労の影響か不調で、昨季と同じように復活するかと思われたが、開幕から約2ヵ月経過した時点では不調のままだ。リヴァプール戦のような大事な場面でゴールを決めるなどさすがの活躍は見せるが、ここ最近ではボールロストの多さや簡単なパスミスなどらしくないプレイを連発していた。

このままパフォーマンスが上がらなければスタメン落ちもありえるだろう。デ・ブライネが務めるインサイドハーフではベルナルド・シウバが躍動しており、イルカイ・ギュンドアンもプレイできる。9番を任されているフィル・フォーデンが中盤に入れることを考えても、不調のデ・ブライネをスタートから起用するメリットは少ないように思える。

デ・ブライネはクロス一本で流れを変えられる選手であり、精度の部分は落ちていない。その武器を生かして終盤に投入するスーパーサブのような役割の方が、相手からすれば脅威になりうる。

トップフォームに戻らないデ・ブライネ。CL制覇には彼の力が必要であり、異次元のパフォーマンス見せるデ・ブライネの帰還に期待だ。

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