怪我明けには見えないほどキレている古橋亨梧 代表で期待される“脱・大迫勇也”

復帰したレヴァークーゼン戦で素晴らしいパフォーマンスを披露した古橋 photo/Getty Images

またしても左サイド起用なのか

今夏の移籍市場でスコットランドの強豪セルティックへ加入したFW古橋亨梧。移籍後はすぐにアンジェ・ポステコグルー監督の下で出場機会を掴むと、4ゴールの活躍でチームに貢献している。そんな古橋だが、9月の代表戦で負傷。チームから離脱し、10月の代表戦には出られないと報じられていたが、先日行われたレヴァークーゼンとのELグループステージでは1トップとして先発しており、代表からも追加招集が掛かった。

そんな古橋だが、やはり心配なのは怪我明けということだ。前回の怪我は代表戦での出来事であり、また怪我となればコンディション調整などからクラブや代表でのパフォーマンスに支障が出る。しかし、レヴァークーゼン戦の活躍を見ればそんな心配は無用か。

クラブとしては8月末のレンジャース戦以来の復帰となった古橋。開始早々GKとの一対一を作るなどスピードと動き出しでレヴァークーゼンの守備陣を翻弄。最初のビッグチャンスはDFに防がれるも、約1ヵ月ぶりの復帰戦とは思えない動きを見せた。その後もドイツ代表のヨナタン・ターを苦にしないスピードを持つ古橋が好機を作り出すも、得点はならず後半でベンチに下がった。この試合は0-4で敗れたが、前線では確実に違いを生み出しており、ポステコグルー監督としても古橋の復帰は大きいだろう。

このように怪我明けとは思えない活躍を見せた古橋。代表で起用されるとすればここまでの傾向を見てもやはりサイドだが、前回怪我もあって出番のなかった南野拓実が今回は万全な状態で左サイドに入ることが予想され、今回は古橋を最前線で見られるかも知れない。もちろん、不動の大迫勇也の起用も考えられるが、ヴィッセル神戸での大迫とセルティックの古橋のパフォーマンスを比べれば体のキレがある古橋に軍配が上がる可能性は十分にある。

復帰後はフルスロットルでクラブ、代表での活躍が期待される古橋。それほどにレヴァークーゼン戦では体がキレており、サウジアラビア戦、オーストラリア戦でのゴールに期待したい。

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