オランダの新星はもがいている サンチョの“穴埋め役”は影薄く

ドルトムントにやってきたマレン photo/Getty Images

すでにバイエルンとは差がつき始めた

タイプが同じというわけではないが、今夏ドルトムントはFWジェイドン・サンチョ退団の穴を埋めるべくオランダのPSVから22歳のオランダ代表FWドニエル・マレンを獲得した。

マレン獲得で攻撃力ダウンをカバーしたいところだったが、ここまでは目立っていない。

チャンピオンズリーグの方では1点奪ったが、ブンデスリーガでは6試合で無得点。得点源はアーリング・ハーランドのままで、マレンは結果を出せていない。
初の欧州5大リーグ挑戦は難しいものだが、エールディヴィジでは得点ランクの上位に顔を出していた選手だ。サポーターもブンデスリーガでの二桁得点を望んでいるはず。

独『Sky Sport』にて、この現状に苦言を呈したのは元ドイツ代表のローター・マテウス氏だ。辛口で知られる解説のマテウス氏は期待外れのスタートと語っている。

「マレンにはもう少し多くのものを望めるが、ここまでは失望している。ボルシアMG戦でもほとんど相手を突破できなかったし、前へ進めなかった。すでにバイエルンとは4ポイントの差がついていて、ドルトムントは気をつけないと数週間もすれば彼らを捕まえられなくなるよ」

バイエルンとの優勝争いに勝つには、少しの取りこぼしも許されない。ハーランドだけでなくマレンの爆発も必要だが、ブンデスリーガ1年目から期待に応えられるだろうか。

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