ナポリの中盤を支配する日は遠くない 今夏加わったのは攻守に輝く“万能MF”

新天地のナポリで早くも存在感を示しているザンボ・アンギサ photo/Getty Images

2試合で能力の高さは示した

2021-22シーズンのセリエAにて、開幕3連勝でスタートダッシュを決めたナポリ。開幕前後で主力に何人か離脱者を出すトラブルにも見舞われた彼らだが、同リーグでの経験豊富なルチアーノ・スパレッティ監督の下で屈強なチームを築き上げている。万全の状態ではないにもかかわらずこの強さなのだから、今季は南イタリアの古豪がタイトルレースを牽引する可能性は十分にあるだろう。

そんな今季のナポリが悲願のスクデット獲得を目指すうえで、キーマンとなってくる選手は誰だろうか。順当に考えればFWロレンツォ・インシーニェなどだろうが、ひとり注目しておきたいのは今後中盤を支配する可能性があるアフリカンMFだ。

その選手とは、今夏フラムから加入したカメルーン代表MFアンドレ・フランク・ザンボ・アンギサ(25)。同選手は屈強なフィジカルを武器としたパワフルな守備に加えて、ゲームメイクに必要な高い長短のパスも水準以上の精度を備えていると言っていい。

実際、ナポリ加入後初出場となった現地時間11日のユヴェントス戦で、ザンボ・アンギサはその能力を遺憾なく発揮している。バイタルエリアに差し込む縦パスでチームのプレイスピードを一気に加速させれば、守備でも長い足を活かしたタックルで相手のカウンターの芽を摘んだ。その貢献はスタッツにも表れており、データサイト『SofaScore』によると、同選手はこの試合で96%のパス成功率(71本中69本成功)や100%のロングパス成功率(2本中2本成功)、そして50%の地上戦勝利数(10回中5回勝利)を記録。中盤の選手としては、いずれも称賛に値する数字と言っていいだろう。この中盤戦士がユヴェントス戦における勝利の立役者のひとりだったことは間違いない。

そして、続くヨーロッパリーグのレスター・シティ戦でもザンボ・アンギサは印象的なパフォーマンスを披露。いくらか波はあったかもしれないが、84分に退くまで中盤で精力的にプレイした。

現時点でディエゴ・デンメやスタニスラフ・ロボツカが負傷離脱し、ピオトル・ジエリンスキのコンディションも万全ではないナポリだけに、攻守でチームに貢献できるザンボ・アンギサはこの苦しい時期を乗り切るために重要な存在と言えるだろう。そして、前述した選手たちが戻ってきても、このカメルーン代表MFは彼らと競えるだけのクオリティを備えている。今季セリエAの古豪に加わった新たなピース。ザンボ・アンギサがナポリの中盤を支配する日はそう遠くないかもしれない。

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