チェルシーに彼の居場所はない ロス・バークリーが移籍できなかった理由とは

ここからバークリーの復活はあるのか photo/Getty Images

伸び悩んだ印象だ

昨季はコロナ禍と言うこともあり静かな移籍市場となったが、今夏はどのクラブも積極的に補強に動いていた印象だ。特にプレミアリーグはジェイドン・サンチョやロメル・ルカクといった約100億円以上の高額な移籍が多く、スケールの大きさを感じられた。

多くのプレイヤーが新天地を求めた今夏だが、移籍することが出来なかった選手もいる。チェルシーのMFロス・バークリーがその一人だ。

エヴァートンで頭角を現したバークリー。中盤でダイナミックに躍動する彼を評価する監督や選手は多く、2018年に加入したチェルシーではフランク・ランパードが付けていた8番が与えられていた。しかし、ブルーズの中盤の選手層が厚く現状ではトーマス・トゥヘルの戦力と数えられていないようだ。背番号もマテオ・コバチッチが新たに8番を付けており、バークリーの居場所はなくなっている。

英『talk SPORT』によればどうやら約1500万円の週給が彼の移籍を難しくさせているようだ。アストン・ヴィラで長く活躍したガブリエル・アグボンラホール氏は昨季のバークリーの活躍はこの給料に見合ったものではなかったとコメントを残している。実際に昨季はアストン・ヴィラでジャック・グリーリッシュに次ぐ高給取りであったが、3ゴール1アシストと物足りない。

クラブそしてイングランド代表の未来と言われた男だが、背番号すら与えられていないのが現状だ。所属クラブであるチェルシーは中盤にアトレティコ・マドリードからサウール・ニゲスを獲得しており、ピッチに立つことは困難を極めるだろう。まだ、27歳と引退するには早いバークリーだが、冬の移籍市場で新たなチームは見つかるのだろうか。チェルシーとの契約は2023年までとなっており、パフォーマンスを向上させなければあと2年は暗いキャリアを過ごすこととなりそうだ。

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