徳島を無得点に封じた”酒井の壁” すでに浦和の右SBはなくてはならない存在に

積極的に攻撃参加も見せた酒井(写真は鳥栖戦) photo/Getty Images

1対1で無類の強さを発揮した酒井

浦和レッズは明治安田生命J1リーグ第25節で徳島ヴォルティスと対戦。相手にボールを持たれる時間が続いたものの、好機を逃さず1-0で勝利した。浦和の右サイドを制圧したのは、持ち味のフィジカルや1対1の強さを前面に出した酒井宏樹だった。

この試合が浦和での公式戦3試合目となる酒井。右サイドからピンチを迎えるシーンも少なくなかったが、酒井が完璧にシャットアウトして得点を与えず。無失点勝利に彼の貢献度も非常に高かった。

29分では対戦した西谷和希との1対1で西谷が半歩前に出ており、そのままドリブルで抜き去ろうとするも酒井が身体を入れてブロック。抜かれれば決定機であったが、突破を許さない。1点を先制した75分にも渡井理己の途中出場で勢いづく徳島は、渡井が仕掛けて決定機をつくる。しかし再び酒井が立ちふさがり仕事をさせなかった。

フィジカルの強さを見せつけて右サイド制圧した酒井。この試合での空中戦勝利数は3回、勝率は100%とすべて勝利している。新天地でもすぐさまフィットし自身の持ち味を発揮して勝利に貢献する酒井。欧州で戦ってきた幾多の経験が彼を成長させてきたのだろう。

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