マンUの次世代エースにさらなる進化の予感 19歳FWはスターダムを駆け上がる

プレミア開幕戦で印象的なパフォーマンスを披露したグリーンウッド photo/Getty Images

プレミア開幕戦で圧巻のパフォーマンスを披露

かねてより大きな期待をかけられていたものの、ついにマンチェスター・ユナイテッドが誇る巨大な才能は本格的に爆発することとなるのだろうか。2021-22シーズン、赤い悪魔で新たなワールドクラスのストライカーが誕生する予感だ。

現地時間14日に行われたプレミアリーグ第1節で、そんなことを感じさせるパフォーマンスを披露したのはFWメイソン・グリーンウッド(19)。2019年からマンUにとって重要な戦力となってきた同選手だが、この試合における彼はこれまでよりもさらにスケールの大きな選手となりつつあることを示してみせた。

この試合にCFとして先発したグリーンウッドは、縦横無尽に最前線を駆け回る。味方の攻撃の起点となる動きはもちろんのこと、52分には電光石火のロングカウンターから今季初得点をマーク。中央のポジションでもそのポテンシャルを十分に発揮し、チームの5-1での大勝に貢献している。
そんなグリーンウッドに対するデータサイト『WhoScored.com』の評価点は、この試合で驚異の4アシストを記録したMFポール・ポグバと同じ「9.0」。マン・オブ・ザ・マッチに選ばれたブルーノ・フェルナンデス(9.1)にこそ及ばなかったものの、若きストライカーはチーム最高クラスの評価を獲得することに成功している。彼の開幕戦におけるパフォーマンスは、それほど鮮烈なものだった。

「ずっと開花のときを待っていたけど、メイソンのフィジカルはようやくそのポテンシャルに追いついてきたと感じたよ。彼はピッチ上で自分が何をすべきかを理解していた。まだトップチームに合流したばかりの頃からね。それはウェイン・ルーニーも同じだった。そして、この試合では本当に傑出していたね。ピッチ上での動きやボールキープの仕方にフィニッシュ……。すべてが冗談のように洗練されていた」(英『Daily Mirror』より)

クラブOBのリオ・ファーディナンド氏も、グリーンウッドの開幕戦におけるプレイぶりはこのように称賛している。今季一発目の公式戦で素晴らしい輝きを放った若きストライカー。もしかすると、2021-22シーズンはグリーンウッドにとってキャリアの大きな転換点となるかもしれない。

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