若い“オレンジ軍団”を高みへ ファン・ハール再登板は吉と出るか

オランダ代表監督に復帰したファン・ハール photo/Getty Images

名将が戻ってきた

EURO2020でベスト16敗退に終わったオランダ代表は、辞任したフランク・デ・ブールに代わってルイ・ファン・ハールが再登板することを発表した。

ロナルド・クーマン前オランダ代表監督がバルセロナへ向かった頃より指揮官選びには様々な意見があったが、ひとまず経験豊富な知将の下で再出発することになる。

国内の指揮官にこだわるならば妥当な選択だろう。ファン・ハールは経験が豊富なことに加え、オランダ代表監督として62.8%の勝率を記録している。これはファン・ハールの監督キャリアではアヤックス時代の68.3%に次ぐ数字となっており、代表戦との相性は悪くない。
2014年のワールドカップ ・ブラジル大会ではオランダ代表を3位に導くなど、主要トーナメントでの結果も十分。

さらに今はMFフレンキー・デ・ヨング、ライアン・グラフェンベルフ、DFマタイス・デ・リフトら若い選手が軸となっており、ファン・ハールは若手の育成にも定評がある。

まずは来年のワールドカップ・カタール大会出場へ準備を整えたいところだが、名将はどうチームを変えていくのか。若手の個性を引き出せれば面白いチームとなりそうだ。

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