4強入りも苦戦気味のスペイン 名だたる選手を揃えたが不調のわけとは

今大会ではインパクトを残せていないアセンシオ photo/Getty Images

スペインに勝てばメダルは確定となる

ニュージーランドとの激戦を制し、無事4強に名を連ねたU-24日本代表。国民からの大きな期待に応え、メダル獲得が現実味を帯びている。そんな大事なラウンド4の相手は強豪スペインとなっており、より一層気を引き締める必要がある。

スペインはここまで2勝2分で勝ち進んではいるが、結果を見ても分かる通り、少し苦戦気味だ。先日行われたEURO2020に選ばれたメンバーから6名が今回の東京五輪に派遣されているが、やはり疲労の影響から本来のパフォーマンスからはほど遠いものなのかもしれない。

オーバーエイジ枠として選ばれたMFミケル・メリーノは良いパフォーマンスを披露しているが、MFダニ・セバージョスは負傷で離脱しており、マルコ・アセンシオもここまでピッチに立っているが、そこまで攻撃で脅威になれていない印象だ。ここまでスペインが苦戦気味なのはオーバーエイジ枠で選ばれた選手の不調にも関係しているのかも知れない。

そんなアセンシオは昨季所属クラブであるレアル・マドリードでリーグ戦35試合に出場し、5ゴール2アシストとまずまずな成績を残している。しかし、名を上げた際のインパクトと比べると少し物足りないか。

西『Onda Cero』もアセンシオの不調に気付いているようで怪我の影響からパフォーマンスレベルが低下していると報じている。確かに、以前まであったドリブルのキレは感じられず、準々決勝のエジプト戦では[4-3-3]の右ウイングで先発したものの、決定機は作り出せず、後半途中でベンチに下がっている。

対戦する日本にとっては嬉しいニュースだが、アセンシオの今後のキャリアを考えると、高い壁にぶつかっている最中なのかもしれない。まだ、25歳と若い選手なだけに今後の成長に注目だ。

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