当時約50億円でやってきた現マンCの守護神 21-22シーズンで期待したいあの大記録の更新

今後もエデルソンの安定感がチームを支えることになる photo/Getty Images

キック精度の高さには目を見張るものがある

今夏での補強が難航しているマンチェスター・シティ。まだ、移籍市場の閉幕まで時間はあるが、なるべく早く契約をまとめたい。

そんなプレミア王者だが、既存戦力の契約にも目を向けているようで、守護神であるGKエデルソン・モラレスとの延長を目指しているようだ。英『The Athletic』によればマンCは新たに3年契約のオファーを用意しているという。現行の契約では2025年までとなっており、新契約がまとまれば2028年までの大型契約となる。

この契約から見ても、クラブからのエデルソンの評価の高さがうかがえる。実際に、彼の足元でボールを扱う技術の高さや飛び出しの判断力、セービングなど非常に安定したものがあり、特に彼のキック精度はマンCのサッカーを行う上で必要不可欠な要素だ。また、彼は当時約50億円でマンCに加入しており、非常にお得な買い物であったと言える。

エデルソンは昨季アシストを記録した珍しいGKであり、彼のパスから始まるロングカウンターはプレミア王者の一つの武器である。

ここでブラジル代表守護神に期待したいのは3シーズン連続でのゴールデングローブ賞の獲得だ。この賞はそのシーズンにプレミアで最多クリーンシートを獲得したGKに贈られるタイトルであり、19-20、20-21はエデルソンが受賞している。3季連続でゴールデングローブを獲得したのはリヴァプール時代のホセ・マヌエル・レイナとマンC時代のジョー・ハートの2名となっており、21-22シーズンもエデルソンが高いパフォーマンスを披露すれば、彼らに並ぶことができる。

優秀な守備陣がいてこそのクリーンシートだが、プレミア王者にはルベン・ディアスを始めとするワールドクラスの守備者が多く在籍しており、昨季の守備力を継続できれば、解決できない問題ではないだろう。

そして、もう一つ期待したいのは04-05シーズンに当時チェルシーに所属していたペトル・チェフが打ち立てたクリーンシート数24回の記録更新だ。これは少し異次元な記録だが、達成できればエデルソンの評価も高まる。

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