カマヴィンガ、カクレらが招集外となったフランス 日本が注意すべきはメキシコ組のFWだ

日本が注意しなければならないトヴァン photo/Getty Images

楽しみな一戦となりそうだ

東京オリンピックで日本代表と戦うことになっているフランス代表。先日そのメンバーが発表され、MFエドゥアルド・カマヴィンガを始めとする実力者の名前があったが、その後、各クラブが選手の派遣を拒否する流れが相次ぎ、メンバーの変更が行われた。

変更後は前述したカマヴィンガに加え、MFマクサンス・カクレやDFウィリアム・サリバ、MFジョナタン・イコネらの名前はなく、新しく4選手が追加されている。

全力のフランスと戦えないのは残念だが、メダル獲得を目指す日本としてはライバルの戦力ダウンは良い流れとなるだろう。実際に招集外となって選手は各クラブで主力級の選手が多く、やっかいな存在となったはずだ。

では、日本は誰に注意すればよいのか。やはりオーバーエイジ枠のMFフロリアン・トヴァンとFWアンドレ・ピエール・ジニャックだろう。

両者共にメキシコリーグのティグレスに所属しており、ジニャックに関しては昨季16ゴールを挙げている。昨季行われたクラブW杯でも3ゴールを挙げており、得点能力は衰えていない。

また、トヴァンもティグレス所属だが、昨シーズンまではフランスのマルセイユで酒井宏樹と同僚であり、まだまだリーグ・アンで通用するレベルは保っているだろう。過去にはW杯・ロシア大会でフランス代表として出場しており、優勝を経験している。そういった勝者のメンタリティを持っている選手であり、日本の守備陣は彼に苦労することになるだろう。

戦力ダウンしたものの、油断できないフランス代表。メダル獲得のためにも、フランス相手には何としても勝ちたいところだ。

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