“未来のエース候補”も退団が既定路線? ドイツで武者修行中のリヴァプールの23歳

ウニオン・ベルリンで経験を積むアウォニイ photo/Getty Images

今季はウニオン・ベルリンで5得点

リヴァプールの期待の新星はアンフィールドで日の目を見ないまま退団となってしまうかもしれない。2015年にリヴァプールへと加入したFWタイウォ・アウォニイだ。英国での労働許可が降りず各国へとレンタル移籍を繰り返したアタッカーは、そのまま放出されてしまう可能性が高い。

アウォニイは世代別のナイジェリア代表も経験している23歳。リヴァプール加入後すぐにフランクフルトへレンタル移籍すると、オランダやベルギーなどでの武者修行を経て、今季はウニオン・ベルリンへと再びレンタル移籍した。今季はけがでの離脱もありながら、ブンデスリーガで21試合5ゴールと活躍。ドイツの地で得点力の高さを見せつけてチームの躍進に貢献した。スピードと身体の強さを兼ね備えるアタッカーは、出場機会を得るごとに成長している。

そんなアウォニイだが、すでにリヴァプールから完全移籍での放出が噂されている。ドイツの複数クラブから興味を持たれているナイジェリアのFWは、イギリスでの労働許可も取得しているためプレミアリーグのウェストブロムからも獲得の噂が上がっている。他にはマインツやスティーブン・ジェラード監督率いるレンジャーズなどが興味を示している様子。リヴァプールは前線での世代交代のため、今オフの補強ポイントの1つとしてFWを獲得する可能性が高い。優秀なストライカーが加入することになれば、“未来のエース候補”と期待され若くして加入したアウォニイの退団は既定路線かもしれない。
また地元紙『Liverpool Echo』では、ユルゲン・クロップ監督の構想にアウォニイは入っておらず、移籍する可能性が高いだろうと報道。マインツはすでに断られており、ウェストブロムが関心を示していると伝えている。

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