フォーデンの背中を追う選手は出てくるのか 逸材を多数抱えるプレミア王者

来季もマンチェスター・シティの若手に注目だ photo/Getty Images

下からの突き上げで競争力アップにも繋がることに

昨季大ブレイクを果たしたフィル・フォーデン。9歳からクラブに在籍するフォーデンの活躍は監督のみならず、彼を支えてきたクラブ全体の喜びであると言える。また、近年は金銭での選手獲得が目立っているマンチェスター・シティにとって、彼のような下部組織から昇格してトップチームでも通用するような選手が出てくることはお財布にも優しいはずだ。

そんなフォーデンのようにユース年代から来季トップチームに昇格する選手がいる。FWリアム・デラップとMFコール・パーマーだ。

デラップに関しては父親がストーク・シティで活躍したロリー・デラップとなっており、昔からのサッカーファンであれば、馴染み深い名前か。

息子であるデラップのポジションは9番であり、昨季はU-23のチームではあるが18歳にして20試合24ゴールと大暴れしている。指揮官であるジョゼップ・グアルディオラからの信頼も厚く、昨シーズン中に来季のトップチーム昇格が明言されている。セルヒオ・アグエロが抜けた穴に他クラブからストライカーが移籍してくる話もあるが、デラップにも期待したい。

19歳のコール・パーマーは[4-3-3]の右ウイングを務めることが多いが、リヤド・マフレズのようなドリブラータイプではなく、動き出しやチャンスメイクを強みとしている選手だ。パーマーもデラップ同様にU-23のチームでプレイしており、16試合で13点と得点力も兼ね備えている。また、英『Manchester Evening News』によれば2026年まで契約を延長しており、クラブからの期待値の大きさもうかがえる。トップチームに上がった際のライバルはマフレズだが、アルジェリア代表ドリブラーの年齢も考えると、うまく世代交代できそうだ。

他のユース年代にはDFテイラー・ハーウッド・ベリスやMFトミー・ドイルが控えており、今後も若手の台頭に注目だ。

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